藝術とインタラクティヴィティ@京都国立近代美術館
「インタラクティヴィティ」ということば
ひとまずは以下の2種類がある。
- 対象(作品)への人間(鑑賞者)または別の要素が関わることで完成・成立するもの
- 既に孤立して成立している対象(作品)の現前に必要なと人間(鑑賞者)と
吉岡洋の発表やレジュメの要旨
暴力的にしかもとりあえず要旨を書くとすると以下なるだろうか。
- 芸術作品の「インタラクティヴィティ」という問題をいうとき、例えばインタラクティヴ・アートとそうでないアート作品ついて、その方向性の違いなどを検討することは、「作品=受容」という前提を検討するものにはならず、そのことは「インタラクティヴィティ」の本質をみることにならない
- 複製、デジタルというテクノロジーにより、「経験の徹底的な受動性、一方向性」な(もしくは、という)受容が可能になったのであり、またこれによりインタラクティヴティの問題が意識されるようになった
- この問題の正体とは、対象と受容者の情報伝達の方向性のあり方の変容にあるのではなく、時間の質の変容にある(自然的な時間の消滅、事物の変化の「即時性」「リアルタイム性」への直面)